お茶碗の錆漆削り
作業前
麦漆接着 今思えばこの段階で、あちこちに漆が付いて黒ずんでいる。
錆漆後、もう、めちゃめちゃです。
錆漆削り後です。暇な時に彫刻刀でカリカリ、累計4、5時間は削りました、多少の傷を覚悟で、400番の水ヤスリもかけました。
これが精一杯、これ以上綺麗に出来ない事を悟りました。ひと手間かけてマスキングを行えば良かったです😥
作業前は、こんなに白かったのですね😱
この後、磨きに入りますが、これ以上綺麗になることは望み薄です。
この、お茶碗が備前焼かどうかわかりませんが、その特徴である表面の柚子穴、極々小さな窪みに、麦漆、錆漆が入り込んでしまいました。 まぁ、これも味として受け入れようと思います。
但し、失敗ばかりでは無く、しっかりと麦漆で接合されているようです。また、接合箇所の段差も錆漆により、粗なくなり一二箇所を除き指でなぞっても接合箇所がわからない程になりました。 毎日使うご飯茶碗です、実用性が何より大事です。気を取り直して次の工程に望みたいと思います。