tori-ojisanのブログ

何気ない毎日を幸せに感じられるようになりたい

錆漆 第四工程

f:id:tori-ojisan:20210420234022j:image

錆漆を作ります。先ずは、砥の粉に水を加え練ります。
f:id:tori-ojisan:20210420234025j:image

更に、生漆を砥の粉と水に対して5割加え良く練り、錆漆の完成です。

f:id:tori-ojisan:20210420234045j:image
f:id:tori-ojisan:20210420234034j:image

f:id:tori-ojisan:20210420234048j:image
f:id:tori-ojisan:20210420234056j:image
f:id:tori-ojisan:20210420234042j:image

麦漆接着から約2週間乾燥させ、錆漆を塗りました。因みに、写真は撮りませんでしたが、はみ出た麦漆を刃物で取り除く、麦漆削りの工程を挟んでおります。

錆漆工程の意味は、麦漆接着時にできた、段差、小さな隙間を埋めて表面を滑らかにする為に行います。金継作業を紹介しているサイトを参考にしながら進めているのですが、こんなにべったり付けていません、麦漆の時もそうでしたが、今回の錆漆も粘度が高すぎるようで、上手く塗れなく、このような結果になってしまいました。

これも、周りの余分な錆漆を取る錆漆削りを行いますが、大変そうです😱

道路工事に例えると、アスファルトの下地の砂利を平坦に引き詰めているような事と思います。この作業の良し悪しにより凸凹、うねりの無い道路になるか否かが決まると思います。

5日程の乾燥を要します、よくできた手応えは、ありませんが期待をして待ちたいと思います。


f:id:tori-ojisan:20210420234052j:image

室に入れます。錆漆削りを経て接合面が滑らかになるように祈り蓋をします。